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大牟田駅西口広場に路面電車を活用したカフェ 大牟田ビンテージのまち


週刊経済2021年4月27日発行

市のプロポーザルによる出店

大牟田市内で空き店舗の再生事業を手掛ける大牟田ビンテージのまち㈱(大牟田市本町1丁目、冨山博史社長)は3月28日、同市久保田町2丁目の大牟田駅西口広場の一角にカフェを出店した。
大牟田市の公募型プロポーザル方式による出店で、店舗には2019年3月から広場内に設置された路面電車204号(1943年製で52年まで西鉄大牟田市内線で実用)を活用した。店名は「hara harmony coffee(はらハーモニーコーヒー)」で、大牟田市の老舗喫茶店「コーヒーサロンはら」(2019年5月閉店)の復刻メニューであるコーヒーのほか、フルーツサンド5種類を提供している。今後は店舗周辺の広場で、地元の菓子やケーキ、パンなどを販売するイベントを定期的に開催していく予定。一日あたりの来客目標人数は100人から120人、当面の月商は200万円を目指す。スタッフは常時2人から3人を配置している。
冨山社長は「駅前は大牟田の顔、まちの拠点だと考えている。最近は福岡都市圏から来訪者が増加するなか、新たな大牟田の情報発信拠点にしたい」と話している。