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大牟田柳川信金と連携し、コクヨウに協調融資 日本公庫久留米支店
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週刊経済2021年3月16日発行
融資総額は1千万円
㈱日本政策金融公庫久留米支店(久留米市東町、八嶋康則支店長兼国民生活事業統轄:以下、日本公庫)国民生活事業は3月1日、大牟田柳川信用金庫(大牟田市有明町2丁目、柗原誠理事長)と連携し、Tシャツなど布製品への水性プリントを手掛ける合同会社コクヨウ(みやま市山川町清水、堤宏子代表社員)に総額1千万円の協調融資を実施した。
新型コロナウイルス感染症の影響を受けている事業者および事業再生に取り組む事業者を対象に、財務体質強化を図る目的で資金を供給する制度「新型コロナウイルス感染症対策挑戦支援資本強化特別貸付(新型コロナ対策資本性劣後ローン)」を適用したもの。認定経営革新等支援機関である大牟田柳川信用金庫(瀬高支店)が策定した事業計画書に基づき、日本公庫久留米支店が水性プリント製品の販路拡大、商品開発に伴う運転資金として1千万円を融資した。
同制度適用による債務は金融検査上、自己資本とみなすことができるほか、他の債務と比べて劣後する(返済順位が低い)ため、民間金融機関からの新規融資促進につながるという。なお、融資額の上限は7200万円で、返済期間は5年1カ月、10年、20年のいずれか(期限一括償還)となっている。
コクヨウは2016年8月に設立。資本金は300万円、従業員数は12人。