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大牟田市新港町にCo2分離回収設備 東芝エネルギーシステムズ
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数百億円規模
エネルギー事業関連の東芝エネルギーシステムズ㈱(神奈川県、油谷好浩社長)は2月、大牟田市新港町に火力発電所から排出されるCo2の分離、回収設備を着工する。投資額は数百億円規模の見込み。
場所は、新港町にある同社グループ会社㈱シグマパワー有明(東京都)の三川発電所内。同社が同拠点で1日に排出するCo2(500トン以上)の50%以上を分離、回収できる。主に同敷地内の火力、バイオマス発電所から排出されるCo2向けの設備となり、全敷地面積約8万㎡のうち、4500㎡に平屋建ての設備を建設する。完成は20年夏で同時期に稼働予定。同社は「17年12月時点の当社調べで、世界初のバイオマス発電所から排出されるCo2の分離回収可能な大型設備となる。火力発電所から排出されるCo2においても日本で初めて50%以上回収可能な設備となる」と話している。
同社は㈱東芝(東京都)から分社し2017年10月設立。資本金100億円売上高9749億円(16年度東芝グループ連結、エネルギー事業領域)。従業員約7200人(17年10月1日現在)。
2018年1月10日発行