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大牟田エコタウン内の部品供給拠点は7月にも完成 日立ハイテク九州
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週刊経済2021年6月8日発行
8月から事業開
㈱日立ハイテクの子会社で医用分析装置、バイオ関連機器や消耗品などの開発、設計、製造の㈱日立ハイテク九州(大牟田市手鎌、稲野辺剛社長)が、同市健老町に建設中の部品供給拠点・新ロジスティック棟は7月にも完成し、8月から事業を開始する。
新ロジスティック棟はサプライチェーン全体の機能強化を目的に、総投資額9億円をかけて佐賀県鳥栖市の供給拠点を全面移転するもので、昨年7月から工事を進めていた。建物の概要などは公開していないが、若干名の新規雇用を計画しているほか、九州電力の再エネECOプランを活用することで、二酸化炭素の排出をあらかじめゼロ化するなど環境面に配慮している。
日立ハイテクの広報担当者は「サプライチェーン全体を強化する位置付けであり、単なる保管のための倉庫ではない。既存ラインと一体化することで、今後も高効率生産による高品質な製品を全世界に供給していきたい」と話している。
㈱日立ハイテクは、2012(平成24)年11月に茨城県那珂地区の製造BCP拠点として大牟田市で生産活動を開始、16年9月には設計開発機能の一部を追加移管、現在の㈱日立ハイテク九州を設立、医療分析装置やバイオ関連機器やその消耗費の設計、開発、製造を行っている。