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大津町の自社メガソーラーに4・2億円投じ蓄電池 堀内電気


週刊経済2024年10月9日発行号

11月着工、1月完成目指す

太陽光発電所、電気通信設備の設計・施工業の㈱堀内電気(福岡市博多区浦田1丁目、堀内重夫社長)は11月、自社運営する熊本県大津町のメガソーラーに蓄電池を新設する。投資額は4億2千万円。
再エネの導入量増加で出力抑制が頻発する中、再エネ電気の有効活用や収益性向上の観点から、運営する太陽光発電所をFIT制度からFIP(フィードインプレミアム)制度へ移行するもので、経産省の「再生可能エネルギー電源併設型蓄電池導入支援事業」の補助金を活用したFIP認定プロジェクトとして事業を進める。
場所は熊本県大津町矢護川にあるメガソーラー(発電出力,2・9MW、2020年8月完成)で、11月から容量5・8MWhの蓄電池の据え付け工事に着手。25年1月からの本格稼働を目指す。
「堀内社長は九州で出力抑制が頻発する中、蓄電池の併設でエネルギーリソースを効率よく管理でき、今後のアグリケーションビジネスにも弾みがつく」と話している。