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大手門に立ち飲み所付き簡易宿泊所 ブルースカイ
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訪日外国人らも対象に8割以上稼働目指す
ホステル(簡易宿泊所)事業の株式会社ブルースカイ(福岡市中央区今泉2丁目、貞末真吾社長)は6月15日、同区大手門1丁目に立ち飲みスペースを併設した簡易宿泊施設をオープンした。
施設名は「STAND BY ME(スタンドバイミー)」。場所は昭和通り沿い、同町の「平和台通り」バス停そば。地上3階建てで延べ床面積は約270平方m。1階が約53平方mで、カウンター、テーブル合わせて35人収容の立ち飲みスペース。2、3階が約50平方mずつで全35床の客室となっている(そのほか共用部約115平方m)。
立ち飲みスペースでは地元福岡の複数の飲食店とコラボしたものなどフードメニュー約30種類のほか、ドリンク約20種類を準備。利用客は4枚1組(1000円)で木札を購入し、料理、飲み物を受け取る際に木札と交換する仕組み。メニューは木札1枚もしくは2枚で換えられるものが中心となっている。営業時間は午後5時から午前零時。ライチタイム営業もする。
客室は男女共用と女性専用のドミトリーがそれぞれあるほか、ツインの個室も設け、共用部は複数のシャワーとトイレ、キッチンなど。1室3780円(税込)から利用できる。チェックインは午後4時、チェックアウトは午前11時。朝食も提供する(立ち飲みと同様に木札と交換)。
1階の立ち飲みを利用後に宿泊も可能だが、立ち飲みだけの利用もでき、また同社としては主に韓国などからの訪日外国人の宿泊利用を主要ターゲットにすえる考え。6月15日時点で既に130組・約150人が予約済み(うち外国人は約1割)。貞末社長は稼働率目標として「最低でも8割、よければ9割」とし、宿泊と飲食合せて初年度売上高で6000万円を見込むという。
2017年6月27日発行