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大手自動車部品メーカーと共同でセンサー開発 森尾プレス工業 金型の不良品発生を抑制
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金属プレス加工・製品組み立て事業の森尾プレス工業株式会社(福岡市博多区半道橋1丁目、森尾正仁社長)は、大手自動車部品メーカーなどと共同で、金型プレス加工の不良品の発生を防止するセンサーの開発を進めている。
経済産業省中小企業庁の、「戦略的基盤技術高度化支援事業」による助成金を受け、昨年から3年間のスケジュールで、大手自動車部品メーカーや地場企業、大学の研究機関と共同開発しているもの。抜き曲げ加工順送金型と絞り金型を知能化し、製品個体ごとに不良を金型内で検知する事により、生計不良品の発生を防止すると共に、センサー情報を基に不良要因を分析し、不良防止のための生産工程の改善を図る。また、万が一不良が発生した場合でも、個々の製品に関するトレーサビリティを確立し、原因究明や以後の生産に反映できるようにする。
2年目の現在は、センサー取り付けのユニット化、センサー信号処理及びデータベース化技術の確立、抜き曲げ加工及び絞り加工におけるトラブル対策サーボプレス制御技術の確立に向け、研究が進められている。
森尾社長は、「北部九州、自動車150万台生産拠点構想における、地元部品調達率50%から70%への寄与に繋がると考えています」と語る。
同社は、1949年設立。資本金1,000万円。
森尾社長は福岡市出身、1966年4月11日生まれの41歳。趣味はゴルフ。開発メンバーは次の通り。アイシン九州株式会社、九州産業大学、株式会社高山プレス製作所、森尾プレス工業株式会社、コンピュータエンジニアリング株式会社、西日本工業大学、(独)産業技術総合研究所、福岡県。