大手損保会社と介護業界の社会課題解決で協業　ウチヤマＨＤとさわやか倶楽部

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週刊経済2022年4月12日発行

　東証スタンダード上場の㈱ウチヤマホールディングス（北九州市小倉北区熊本２丁目、山本武博社長）と、連結子会社で介護事業の㈱さわやか倶楽部（同所、山本社長）は３月、損害保険大手のＳＯＭＰＯホールディングス㈱（東京都新宿区、櫻田謙悟社長）と介護業界の社会課題解決に向けて協業を開始した。
介護施設入居者の生活の質向上および介護事業者の生産性向上を図るもので、両社の連携で社会保障費増大や需給ギャップ拡大など業界の社会課題を解決するためのソリューション創出につなげる。
協業では、スマートフォン用記録アプリ「Ｆｏｎｌｏｇ」を活用し、運営介護施設における睡眠、食事、口腔ケアなどの介護オペレーションで蓄積される各種データをＳＯＭＰＯホールディングス子会社のＳＯＭＰＯケア㈱が収集、統合。蓄積されたデータを活用し、スタッフの経験、スキルに依存した業務オペレーションの仕組み化や、予測モデルの構築を視野に入れる計画。山本社長は「良質な介護サービスを提供するため、今後は同業、異業種問わず協業、連携を進めたい」と話している。