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大学病院3カ所目の西新病院を開院 福岡大学


医療施設では4カ所目

福岡大学(福岡市城南区七隈8丁目、山口政俊学長)は4月1日、同市早良区祖原に福岡大学西新病院を開院する。福岡大学病院(同市城南区)、福岡大学筑紫病院(筑紫野市)、福岡大学博多駅クリニック(福岡市博多区)に続く4カ所目の病院展開。
福岡市医師会(長柄均会長)から「福岡市医師会成人病センター」の建物と医療設備機器などを無償譲受し運営するもので、患者および希望する正職員はそのまま引き継ぐ。また、新たに小児科を設け、福岡大学の小児科医が常勤することで福岡市立こども病院が同市東区に移転して以来、課題となっていた都市圏西部地区の小児科医療の充実を図る。このほか現在の診療科を基本に内科系一般病床の病院として整備するとともに、高度急性期医療後の急性期・回復期の患者を受け入れるなど高度急性期が専門の福大病院との連携も進める。
場所は国道263号(早良街道)法務局西新出張所交差点から西に入った高取第二保育園の西側。敷地面積3551㎡、地下1階地上5階建て延べ床面積7050㎡。病床数は従来の120床のうち小児科が10~20床となる予定。診療科目は内科、循環器内科、消化器内科、糖尿病・代謝・内分泌内科、呼吸器内科、感染症内科、血液リウマチ科、放射線科、小児科(新設)。福岡大学では「福岡市医師会成人病センターが培ってきた理念と診療機能を継承するとともに、新たに小児科を加えることで、福岡都市圏西部地区の小児二次救急医療の充実・発展に貢献したい」と話している。

2018年3月20日発行