NEWS

  • 地域

大型車用の燃費改善商品開発へ  創生    8月完成予定


 機能性ガラス・セラミック樹脂開発の株式会社創生(福岡市中央区平尾5丁目、松尾靖隆社長)は、3月から大分興業株式会社(大分県大分市)と共同で、燃費改善商品「カーアップ」の建設機械・大型車両用の開発に着手した。
 これまで、独自に開発した機能性ガラス「バイオグラス」を応用した、普通自動車用の燃費改善商品「カーアップ」シリーズを販売してきたが、燃費の10~30%向上、有毒排気ガスを20~80%削減するなど効果が高いことから建設機械や大型車両用に開発するもの。完成は今年8月頃になる見通しで、普通自動車用はラジエター(放熱機)の冷却水予備タンクにそのまま入れて使用するが、大型車両用にラジエター本体に直結させるタイプを開発する。価格等は未定。
 また1月には、「カーアップ エックス」を九州三菱自動車販売株式会社(福岡市中央区薬院3丁目、西村政昭社長)で販売開始した。「環境改善商品」として九州三菱自動車が注目したもので、昨年8月に同社と代理店契約を結び、1月から九州内の約100店舗で本格的に販売開始。価格は1個1万290円(税込)。取り扱い開始から3カ月の売上本数は約4000本に上る。松尾社長は「これまで営業活動にあまり力を入れてこなかったので、これを機に多くの方に認知してもらいたい。年間1万本の売上を目指している」と話している。同社は1997年設立、資本金1000万円、従業員数5人。現在アメリカ(シアトルかロサンゼルス)に事務所を開設する準備を進めている。