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大型建設用向け耐火物好調で増収増益 黒崎播磨
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通期売上高を1・7%上方修正
耐火物製造大手の黒崎播磨㈱(北九州市八幡西区東浜町、伊倉信彦社長)の17年9月中間期決算(4月1日〜9月30日)は、売上高が前年同期比11・7%増の586億9700万円、経常利益は同24・5%増の42億3900万円で増収増益だった。
主要得意先である鉄鋼業界の粗鋼生産量は前年同期比1・0%減だったものの、大型建設用案件向け耐火物の需要増及び海外子会社の売り上げが好調だったことから増収となった。損益面では輸入耐火物原料、調達品の価格高騰の影響があったものの、売り上げ増により増益を確保した。その他事業別に見ると、耐火物事業は同11・8%増の466億8900万円、ファーネス事業が9・4%増の76億900万円、セラミック事業が19・6%増の35億2100万円、不動産事業はほぼ横ばいの4億6500万円。
また、同社は大型化建設用案件向け耐火物の需要増などが見込めることから、通期の連結業績予想の売上高を前回予想の1180億円から1200億円(前回比1・7%増)に上方修正した。経常利益は75億円を見込む。
2017年11月7日発行