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大型建設案件増で大幅増益 黒崎播磨
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17年第1四半期決算
耐火物製造大手の黒崎播磨㈱(北九州市八幡西区東浜町、伊倉信彦社長)の2017年第1四半期決算(4月1日〜6月30日)は、売上高が前年同期比12・1%増の295億4900万円、経常利益が同53・2%増の22億5100万円と増収増益だった。
中国から輸入しているマグネシアなどの原材料価格が高騰する中、大型建設用案件向け耐火物の需要増や海外子会社が好調なことから増収増益となった。また、コストダウンの取り組みなどにより、営業利益も同32・7%増の20億7600万円。主要事業別の業績は、耐火物事業が同11%増の233億4500万円、ファーネス事業が同15・9%増の39億8600万円、セラミックス事業が同21・9増の17億7000万円、不動産事業が同0・6増の2億3300万円、その他は同12・7%増の2億1400万円といずれも増収だった。
同社では「今期は2015年からスタートした中長期計画の最終年で、連結売上高1180億円、連結経常利益75億円の業績見通しを立てている。特に経常利益は前期で78億円を突破したこともあり、当初の計画だった65億円から大幅に引き上げた。今年度も原材料価格の値上がりなど厳しい経営環境が継続する見込みだが、目標値の達成に向け各種施策に積極的に取り組んでいきたい」と話している。
2017年10月24日発行