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大名1丁目の物件を宿泊施設にフルリノベ 明治産業


週刊経済2024年7月31日発行号

ホテル事業参入

LPガス供給やリノベーション、不動産管理を手掛ける㈱明治産業(福岡市中央区薬院1丁目、明永喜年社長)は7月19日、同区大名1丁目の所有物件を改装して宿泊施設をオープンした。
築34年の7階建て賃貸マンション「アーバンビラ大名」最上階の1部屋をフルリノベーションして同社初のホテル事業に参入した。場所は国体道路警固交差点北東側。施設名称は「AMP FLAT daimyo Terrace(アンプフラット大名テラス)。客室は140㎡。従来の5LDKの間取りを3LDKに改装し1組限定、最大8人に対応する。リビング、寝室3部屋、ベッド4台、バスルームやトイレが各2カ所ほか、ランドリーエリアやガスコンロとオーブン付のフルキッチンを備え、内装は窓を広くとり自然光が入るように設計、巨大な植栽を配置し、オリジナルの音響システムにより鳥のさえずりや小川のせせらぎといった自然音を再現してリラックス効果と明るく開放的な空間を演出した。運営はアルマデグループの㈱アンドエス(福岡市、本田幸一郎社長)が担う。料金は平日が16万円(税抜)、日祝前日が20万円(同)。予約は専用サイトから申し込み、スマートロックによるセルフチェックインになる。明永社長は「福岡市中心部の便利な立地で、非日常体験を味わっていただきたい。コンサートやイベントなど観光客のほか、ぜひ地元の方にも利用していただけたら」と話している。