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大名のイタリア料理店で昼カフェを開始 Outgrow Japan
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食品ロスゼロを目指す
社会人向けスクールや飲食事業のOutgrow Japan㈱(福岡市博多区博多駅南1丁目、山本周平社長)は12月15日、同市中央区大名1丁目で運営するイタリアンレストラン「ビストロ レンチン」でカフェの営業を開始した。
17年4月にオープンした同店では使い切り冷凍食品やチルド食品を用い、全ての料理を電子レンジで調理。ワインを劣化させずに使い切る特別なグラスワインサーバーを導入するなど「食品ロスゼロ」を掲げた店舗運営を行ってきた。これまで夜のみの営業だったが、午後2時から同6時まで「パンケーキ&カフェ レンチン」としてカフェ営業を開始し、同社の取り組みの認知度向上や集客の強化を図る。パンケーキやティラミスなど10種類を提供し、調理には冷凍カットフルーツ、同スポンジ生地、冷凍卵(割卵)を用いる。注文後その場で調理するため食品廃棄ゼロを実現する。山本社長は「食品廃棄問題が特に顕著なのが洋菓子業界。今回のモデルを県内外に積極発信することで廃棄の抑制に貢献していきたい」と話している。
同社は2011年11月。資本金500万円。従業員15人。16年11月、職場での昇進や昇給を目指す社会人向けスクール「ソーシャル バリュー サロン」を開校し20代女性を中心に約80人が入校している。17年10月期の売上高は9700万円。山本社長は愛知県豊橋市出身。1990年10月28日生まれの27歳。愛知県立時習館高校卒‐横浜市立大学国際総合科学部中退。趣味は旅行。
2018年1月10日発行