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大卒など232人が入社 JR九州


週刊経済2024年4月10日発行号

採用区分を撤廃

JR九州(福岡市博多区博多駅前3丁目、古宮洋二社長)は4月1日、2024年度の入社式をホテル日航福岡3階の「都久志(つくし)の間」(同区博多駅前2丁目)で開き、前年比101人増の232人が出席した。
今年度から採用区分を撤廃し、一律での採用を実施した。新入社員の内訳は大学卒・高専卒78人、短大卒・専門学校卒・高校卒108人、社会人採用46人の計232人。
古宮社長は「コロナ禍後の2年間、JR九州の鉄道では徹底的な業務の効率化に向け、在来線の自動運転開始など、新技術の活用も進めてきた。新しいJR九州グループに生まれ変わろうということで、これまでの人事賃金制度を改め、今年度からは総合職などの採用区分を撤廃した。みなさんには『みんなで考える』ではなく『みんなが考える』を実践し、自分が引っ張るんだという気持ちを持って仕事に挑んでほしい。1日も早く自立し、自分で考えて、会社の中で存在感を放っていくことが個人、会社の成長につながる。会社を辞めることなく仕事を楽しむためにも、心身の健康を第一にプライベートの充実にも心がけてほしい」と激励した。
当日は新入社員を歓迎し「JR九州櫻燕隊(おうえんたい)」の演舞が披露されるなど、熱いエールを送った。