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大分県竹田市にケーブルウェイクボード用の施設  ストーンマーケット    淡水湖でケーブル活用は国内初


 天然石アクセサリー店を国内外で展開する株式会社ストーンマーケット(福岡市中央区港2丁目、中村泰二郎社長)と大分県竹田市、一般社団法人日本ウェイクボード協会(JWBA)が連携して開発を進めてきたケーブルウェイクボードの公式施設が7月1日、竹田市直入町長湯の長湯湖にオープンした。
 中村社長がJWBAの名誉顧問を兼任、同社においても社会貢献事業の一環として、大会サポートや施設プロデュースなどスポーツ振興に積極的に取り組んでいることから、同社が設備費などを出資するかたちで官民一体となって進めていたもの。施設は今年1月に着工、約半年間かけて完成した。ダム湖内に高さ9mの支柱を5カ所設置。支柱をケーブルでつなぎ、電気モーターで引っ張る仕組み。競技者は足にボードを付け、ケーブルから下がったロープハンドルをつかんで滑走し、1周500mコースを時速35kmで周回する。海面でのモーターボートのけん引と違って、電気モーターを利用することから、騒音や水質汚染、風や波の影響も受けにくいことが特徴で、国内淡水湖では初めてケーブルを活用した施設になる。施設名は「ストーンウェイクパーク」で、JWBAの公認施設として今後同所で大会などを開催していく。一般利用もでき、価格は会員が年会費2000円、半日券(4時間)5400円、土日祝が5900円、1日券7500円。一般が体験(1時間)、土日祝で3480円。レンタル料金は別途で、ボード2000円、ヘルメット500円、ウェットスーツ1000円。オープンを前に、6月26日は首藤勝次・竹田市長など関係者を交えた記念式典を開催。首藤市長は「湖面北側には九重連山を眺めることができ、また温泉地にも近くレジャースポットには最適の地。観光振興や雇用創出など経済効果にもつなげる」とあいさつ。また、中村社長は「欧州では施設が普及しており、ウェイクボードは人気のスポーツになっている。競技人口の拡大に尽力する」とあいさつした。