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大分由布院の彩岳館のCF公開 福岡銀行


週刊経済2021年12月14日発行

アゴーラ福岡に続く2号案件

㈱福岡銀行(福岡市中央区大手門1丁目、柴戸隆成会長兼頭取)は12月3日、クラウドファンディング(CF)を活用した地元企業支援事業として、大分県由布市の「柚富の郷 彩岳館」のファンドを公開した。
融資型クラウドファンディングを展開するファンズ㈱(東京都港区、藤田雄一郎社長)と連携し、同行が借り手となって地元企業を支援する資金調達事業。昨年6月に「アゴーラ福岡山の上ホテル&スパ」(福岡市)に実施したファンドに続いて2号目。
同社の子会社ファンズ・レンディングが個人投資家から資金を集め、同社は福岡銀行に貸し付け、同行が地場の非上場企業を中心に融資する、銀行の融資にクラウドファンディングを組み合わせた形。融資先が借入金を返済できない場合でもファンズ・レンディングに元利金を返済するので、個人投資家のリスクは同行が担う。同行は融資先の認知度向上やファンづくりとして、優待券や割引券などを発行、個人投資家は同サービスなどを利用して、融資先の応援ができる。同行では「地銀が個人投資家と取引先をつなぎ地方創生を目指す試みは国内初」と話している。