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大分市に真空機器洗浄の合弁会社を設立   旭精機   神奈川県の多摩化学工業と


 真空機器のメンテナンス、加工の株式会社旭精機(大牟田市西宮浦町、山田直樹社長)は、化学薬品製造販売の多摩化学工業株式会社(神奈川県川崎市川崎区東田町、長俊連<ちょう・としつら>社長)と大分市に真空機器の洗浄を主業務とする合弁会社「TASクリーンテック株式会社」を設立した。資本金は6,000万円で、両社が50%ずつ出資。代表取締役社長には長多摩化学工業社長、副社長には山田旭精機社長が就任した。
 化学洗浄液と各種化学分析検査に強い多摩化学工業と真空機器の洗浄ノウハウを持つ同社との提携で、今後、同社が本社敷地内の洗浄棟や外注していた業務を合弁会社へ移管していく。場所は多摩化学工業の大分工場(大分市青崎1丁目)を増築し、クラス100のクリーンルームを設置した。増築工事の総工費は約2億円で、初年度は同社から1人、多摩化学工業から2人、現地から3人を採用し、6人体制でスタートする。
 同社は1981年7月設立、資本金1億5,000万円、従業員数258人。06年6月期売上高見込みは70億円。現在、各メーカーの半導体製造工場から1時間半弱という距離に、サービスセンター3カ所(広島・大分・三重)、事業所3カ所(熊本・鹿児島・長崎)、営業所3カ所(東京・滋賀・広島)を置いている。
 山田社長は柳川市出身。1949年3月20日生まれの57歳。久留米経理専門学校卒。趣味は読書、音楽鑑賞・演奏。