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大分営業所に冷蔵倉庫増設 テジマ


週刊経済2021年4月6日発行

日配品の案件増で

食品や書籍の貨物自動車運送業のテジマ㈱(福岡市東区多の津1丁目、手嶋宏彰社長)は3月11日、大分市三佐の大分営業所の常温倉庫内に冷蔵倉庫を増設した。
2019年5月にスタートした3カ年の中期計画で掲げる冷蔵設備増設の一環。日配品の案件増加により一時保管する倉庫が手狭となったため増設した。これまでは冷蔵倉庫の代わりに冷蔵機能のある車両を使用していたが、より綿密な温度管理ができる据え置きの倉庫にすることで品質の向上へつなげる。大分営業所は約4千㎡。冷蔵倉庫は常温倉庫(床面積1652㎡)内の一角33㎡に設置。
手嶋社長は「2年前から冷蔵倉庫増設と並行して、冷蔵倉庫がついた車両への切り替えを進めており、双方で温度管理できる対応が整った。大分は生協の案件が多く、増設した4カ所の冷蔵倉庫の中で最大。荷物の一次保管だけでなく、仕分け作業が可能な広さ。空きスペースがあるため、ほかの案件取り込みも狙う」と話している。
手嶋社長は福岡市早良区出身。1975年11月2日生まれの45歳。早稲田大学政治経済学部卒。趣味はバイク。
同社は1950年12月設立。資本金1千万円。従業員は280人。トラック170台所有。