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夜の川下り「灯り舟」の運航数が前年の約5倍に 柳川市観光協会


市内観光客数は「5割ほど回復」

(一社)柳川市観光協会(同市沖端町)の高橋努武会長(㈱高橋商店社長)は本誌・ふくおか経済の取材に応じ、同市で8月から10月末まで実施している夜帯の川下り「灯り舟(あかりふね)」の運航数が対前年の約5倍になっていると話した。
2014年から柳川市内の夜型観光コンテンツの充実を目指し始まった「灯り船」は、1回あたりの乗客を減らすなど感染対策を徹底した上で運航している。高橋会長は「福岡県内をはじめ、九州内のお客さんを中心に楽しんでもらえているのでは」と手応えを語る。
また、高橋会長は現在の柳川市内への観光客数の回復状況について「5割ほど戻ってきている」とコメント。柳川市観光協会は3月に観光庁から官民の幅広い連携で観光地域づくりを推進する法人「日本版DMO候補法人」の認定を受けており、「次の正式認定を見据え地元の漁協、商工会などさまざまな団体を巻き込み、内外で広く連携する複合的な団体を目指す」と意気込んでいる。

2020年10月27日発行