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多機能れんがの開発で中小企業新事業活動促進法の承認   荒木窯業   保水と有害物質分解の機能


 舗装・建築用れんが製造、販売の荒木窯業株式会社(久留米市荒木町、福山茂社長)は1月31日、保水機能と有害物質を分解する機能を持つれんがの開発で中小企業新事業活動促進法の承認を受けた。
 同社では2002年から福岡県産炭地振興センターの研究開発事業に採択され、福岡県工業技術センターや東京農業大学と新機能れんがの開発に着手していた。研究の結果、温暖化やヒートアイランド現象など気温の上昇を緩和する保水機能と有機物やアンモニア、排気ガスなどを分解する機能を持つ新機能れんがを開発。同社は山田市に製造工場を所有しており、3月から全国で販売していく。福山社長は、「今後、バスの待合室や集合住宅の敷地、公園などでこのれんがの活用法を提案しながら営業していく」と話している。
 同社は1950年設立。資本金は4,205万円、従業員は417人。東京、大阪に営業所を構え、全国で販売代理店と契約している。
 福山社長は久留米市出身、1950年11月8日生まれの55歳。早稲田大学商学部卒、趣味はゴルフ。