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外食需要減響き経常利益35・9%減 鳥越製粉第3四半期決算


売上高2・5&減の161億円

製粉業大手の鳥越製粉㈱(福岡市博多区比恵町、鳥越徹社長)の20年12月期第3四半期決算は、売上高は前年同期比2・5%減の161億600万円、経常利益は同35・9%減の6億4400万円で減収減益だった。
内職需要の増加でBtoC向けの商品は一部で増加が見られたが、外食需要の低迷で主要得意先である業務用商品、BtoB向けの販売は伸び悩み、第3四半期は連結減収となった。製粉部門の売上高が前年同期比15・0%減、食品部門の売上高が同7・0%減と落ち込む一方で、M&Aによる石橋工業の連結子会社化で精麦部門は同32・1%増、飼料部門は同約2・4倍と伸び、製粉・食品部門の減収をある程度緩和した。また利益面では、主力部門の売上減少に伴う生産ラインの稼働率低下などが響き、経常利益は大幅減益。有価証券の評価損などの特別損失を計上した影響で、四半期純利益は同55・1%減の
3億1千万円だった。
通期の見通しは8月に下方修正を発表し、売上高は前期比6・8%減の208億円、経常利益は同43・8%減の8億円で減収減益を予想している。

2020年11月24日発行