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外国人労働者は17%増の4万6273人 福岡県内の外国人雇用状況


国籍別ではベトナム人が最多

福岡労働局調べによる福岡県内の外国人労働者数(2018年10月末現在)は、前年同期比17・4%増の4万6273人だった。
雇用対策法に基づき2007年に外国人雇用状況の届出制度が義務化されて以降、過去最多で、東南アジア方面からの留学生や技能実習生の増加で、国籍別に占めるベトナム人の割合が30%と、中国人の割合を超えた。雇用事業所数も前年同期比15・2%増の7625カ所となった。
国籍別では、ベトナムが全体の30%を占める1万3894人、中国が1万1598人(25・1%)、ネパールが7286人(15・7%)、フィリピンが3640人(7・9%)。在留資格別では、留学が1万8841人、技能実習が1万624人、専門、技術的分野が7511人だった。同局では「全体的に増加傾向にあるが、特に技能実習が対前年度28・5%増と、増加率が高くなっている」と話している。
同調査は毎年11月1日~10月末までの期間で、特別永住者、在留資格「外交」、「公用」目的以外の事業主に雇用されている外国人労働者を調査している。

2019年2月19日発行