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外国人入国者数、前年同期比5・9%減の239万人 九州運輸局


2019年1月―6月期

九州運輸局(岩月理浩局長)が9月10日に発表した2019年1月―6月期の外国人入国者数(クルーズ上陸を含む)は、前年比5・9%減の239万2053人だった。
通常入国者数は上半期では過去最高の191万9907人と前年同期比で3・8%増となる一方、クルーズ上陸は前年同期比で32%減の47万2146人。通常入国者数が上半期で過去最高となったものの、クルーズ上陸部の落ち込みをカバーできない状況であることが浮き彫りとなった。国・地域別ではトップの韓国が前年同期比0・2%減の124万6973人。1月から3月にかけては、対馬人気やLCCの増便などで増加したものの、4月以降は減少。ゴールデンウィークが10連休あり、日本人海外旅行者の増加で航空便の座席を確保することが困難な状況に直面したことや、ウォン安や失業率の悪化など韓国経済の景気動向が海外旅行の意欲低下につながっていると思われている。2位の中国は前年同期比28・5%減の55万9206人。個人旅行客を中心とした通常入国者は12・1%増の14万3548人と上半期で過去最高となったものの、クルーズ上陸が34・4%減と3割以上落ち込んだことが、全体を引き下げた。一方、3位の台湾、4位の香港は上半期で最高。台湾は9・6%増の23万8936人、香港は4・7%増の15万1153人。5位のタイは9・5%増の2万4850人。2月にLCCのタイ・ライオンエアの新規就航以降、増加となった。
そのほか、アセアン地域からの入国者数も上半期で過去最高となる国が目立ち、フィリピンが47・8%増の2万4252人、ベトナムが30・5%増の1万6270人、マレーシアは3・16倍の1万6209人といずれも増加傾向となっている。

2019年10月1日発行