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売掛債権などの動産担保融資を強化  福岡ひびき信用金庫    ABL支援会社と提携して


 福岡ひびき信用金庫(北九州市八幡東区尾倉2丁目、野村廣美理事長)は10月1日、売掛債権や在庫商品など流動性の高い資産を担保にする「動産債権担保融資(以下ABL)」を強化した。
 これまで信用保証協会と共同でABLを実施していたが、金融円滑化法終了後の同融資の需要獲得を図るため、同信金中心で取り組むことで地元中小企業の多様なニーズに応える。業務提携したABLをはじめとした動産、債権評価などを支援するトゥルーバグループホールディングス株式会社(東京都千代田区、小野隆一社長)と共同で実施する。
 ABLとは、企業が保有する原材料や商品、売掛金などを有効活用して資金調達するもので、企業には担保資産の状況や業績などを定期的に金融機関に報告しなければならないが、不動産担保や個人保証に過度に依存しないメリットがある。
 同信金は、2001年11月設立。自己資本比率13・72%。役職数614人。店舗数51店。