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売上高32%増の108億500万円 日本乾溜工業中間期
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週刊経済2021年6月1日発行
通期増収増益へ
交通安全施設、法面工事施工の日本乾溜工業㈱(福岡市東区馬出1丁目、伊東幸夫社長)の2021年9月中間期連結決算は売上高が前期比31・9%増の108億500万円、経常利益が同43・7%増の11億8千万円の増収増益だった。
主力の建設事業は新規連結子会社の㈱ニチボーの業績を計上。完成工事高が前年同期を上回り、売上高が28・3%増の86億8600万円。また、タイヤ製造過程で使用されるゴム加硫剤(不溶性硫黄)販売の化学品事業の売上高は前年並みの2億4900万円だったが、防災安全事業において、新型コロナウイルス感染症対策による資機材の販売が増加し、同58・5%増の18億6900万円だった。利益面は売上高が増加したことに加え、原価管理や工程管理の徹底により収益が向上した。
通期売上高は前期比24・3%増の179億1千万円、経常利益が同10億5千万円の増収増益を見込んでいる。