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売上高9・3%増の2193億円で上期過去最高 九電工中間期
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週刊経済2024年11月13日発行号
26・2%増で経常も過去最高
㈱九電工(福岡市南区那の川、石橋和幸社長)の25年3月期連結第2四半期決算(24年4月~9月)は、売上高が前年同期比9・3%増の2193億300万円、経常利益は同26・2%増の198億9600万円で増収増益だった。
売上高は、福岡市都心部の再開発や九州における半導体関連工事など、過去最大規模の手持ち工事量を背景に、大型案件の工事が進捗し過去最高となった。一方で、工事受注高は同7・0%減の2278億8100万円と前年同期の水準を下回った。利益面では、工事利益率の向上により、営業利益、経常利益、純利益のいずれも過去最高を更新した。営業利益は同33・3%増の182億5400億円。純利益については、同29・6%増の131億6800万円となっている。
通期の予想に変更はなく、売上高は前期比6・6%増の5000億円、経常利益は同1・5%増の430億円、最終利益は同3・5%増の290億円と、いずれも過去最高を更新する見込み。また、受注高は同2・5%増でほぼ前年並みの4520億円を見込む。石橋社長は、長崎県佐世保市の宇久島で着手しているメガソーラー事業の遅れに対して「年内、遅くとも年度内での本格始動を目指す」と話した。