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売上高6・4%増の13億6千万円 メディアファイブ


労務費上昇で減益

ソフトウエア受託開発、システム開発のメディアファイブ㈱(福岡市中央区薬院1丁目、上野英理也社長)の2017年5月期連結決算は売上高が前期比6・4%増の13億6000万円、経常利益が同51・7%減の3300万円で増収減益だった。純利益は同77・2%減の1300万円。

IT関連投資や高度IT人材需要が継続する中で東京地区への人員配置を積極的に行い、新規、既存取引先において稼働者数を伸ばしことで売り上げが増加。また、優秀な人材の囲い込みを目的にITエンジニアの技術力向上や作業能力に応じた労務費を上げ、また福岡、東京間の人員配置による転勤諸費用などで販売費、一般管理費が増加したことから減益となった。同社では「高度IT人材の確保、育成を強化することによりIT需要に対応するとともにITソリューションを具現化することができる。労務管理を徹底し労働時間の適正化を図るなどワークライフバランスが取れた企業になることで優秀な人材の確保につなげていく」としており、今期売上高は前期比16・8%増の15億9000万円、経常利益が同90・3%増の6300万円で増収増益を見込んでいる。

2017年7月25日発行