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売上高5580億円弱で27期連続増収 コスモス薬品


今期は100店舗の出店を計画

ドラッグストアチェーンの㈱コスモス薬品(福岡市博多区博多駅東2丁目、横山英昭社長)の2018年5月期連結決算は、売上高が前期比11・0%増の5579億9900万円、経常利益が同2・7%増の252億5500万円で、10期連続の増収増益となった。
九州地区の33店舗をはじめ、中国・四国・関西地区で51店舗、中部地区で11店舗を出店するなど、新商圏への店舗網拡大が順調に進んだほか、徹底した低価格戦略も奏功し27期連続の増収となった。利益面ではディスカウント戦略による売上総利益率の低下、自社競合に伴う一時的な収益性低下、さらに積極的な人員増強策で人件費の上昇があったものの、新規出店効果に加え堅調な既存店を中心とした増収基調により、営業利益は2・3%増の227億4900万円。純利益は前期の熊本地震の被害に係る保険金を当連結累計期間に受け取った反動などもあり、同3・2%減の176億3300万円となった。
今期は中部・関西を中心とした新商圏のほか、九州・中国・四国地区でも自社競合を厭わない出店攻勢を図り、期中100店舗の出店を計画。通期は売上高が同9・3%増の6100億円、営業利益が同1・1%増の230億円、経常利益が同1・0%増の255億円を見込んでいる。

2018年8月7日発行