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売上高4・8%増の396億9800万円  高田工業所    工事原価抑制で黒字転換


 プラント建設の株式会社高田工業所(北九州市八幡西区築地町、高田寿一郎社長)の3月期連結決算は、売上高が前期比4・8%増の396億9800万円、経常利益は昨年の7億5200万円赤字から5億800万円の黒字に転換した。
 売上面では、主力の化学プラント建設、大型保全工事が減少したものの、石油・天然ガスプラント、エレクトロニクス関連設備、製鉄プラントなどの工事が増加し増収となった。損益面は、価格競争による受注価格の下落が継続したものの、工事運営の効率化が奏功して工事原価を抑制できたため完工総利益が前期を10億円以上上回った。また販管費も2億円近く削減して、営業利益は5億1600万円(前期は7億1500万円赤字)、当期純利益は2億2200万円(同5億3900百万円赤字)と黒字回復した。
 今期は連結売上高10・3%増の438億円、営業利益35・5%増の7億円、経常利益18・0%増の6億円、当期純利益25・6%増の2億8000万円と増収増益を見込んでいる。