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売上高4・7%増の3751億5300万円台に 西日本鉄道


ホテル、レジャー施設開業で増益

西日本鉄道㈱(福岡市中央区天神1丁目、倉富純男社長)の18年3月期連結決算は、売上高に当たる営業収益が前期比4・7%増の3751億5300万円、経常利益が同8・1%増の207億400万円で増収増益だった。
前期の熊本地震の影響による減収の反動による訪日外国人の増加で高速バス収入の増収、国際物流ではアジアを中心に取扱高が増加、レジャー面では「ソラリア西鉄ホテル京都プレミア 三条鴨川」の開業やレジャー面では「マリンワールド海の中道」がオープンし増収となるなど増収増益となった。
事業別に見ると、運輸業の営業収益は前期比2・0%増の880億230万円。営業利益は軽油価格上昇で動力費が増加し、同10%減の55億4600万円。不動産業ではマンション販売の増加で営業収益は同10・8%増の615億8600万円。営業利益は1・9%減の81億7400万円。流通業の営業収益は建替えによる一部店舗の休業で同1・5%減の805億6000万円、営業利益は同10・8%減の9億3700万円。
物流業の営業収益は同8・3増の891億4600万円、営業利益は同26・2%増の27億8200万円。レジャー・サービス業は、ホテルなどの新規オープンや、客室単価の増加で営業収益は同11・95%増の445億7500万円、営業利益は同85・55%増の21億2200万円と大幅増益となった。建設関連事業などのその他は、建設関連事業の受注増が影響し、同1・9%増の480億1500万円、24・3%増の20億100万円となった。
今期は国際物流事業でシンガポールのNNR GLOBAL LOGISTIC社の連結子会社化や、住宅事業でマンション販売戸数の増加で、営業収益は4・8%増の3932億円を見込んでいる。営業利益は同0・3%増の205億円を見込んでいる。

2018年6月26日発行