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売上高4・4%増の143億円で6期連続増益 イフジ産業
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販売数量は7期連続過去最高
粕屋郡粕屋町戸原東2丁目の業務用液卵メーカー・イフジ産業㈱(藤井宗徳社長)の2020年3月期連結決算は、売上高が前期比4・4%増の143億1200万円、経常利益が同14・8%増の9億5100万円の増収増益で、6期連続の増益となった。
営業利益は同15・1%増の9億2800万円、当期純利益は同11・2%増の6億1400万円となった。主力の鶏卵関連事業では販売数量が前期比3・3%増と8期連続で前期を上回り、7期連続で過去最高を更新。液卵売上高は、販売数量の増加などで同4・5%増の121億2800万円となった。また、加工品売上高はゆで卵や仕入販売の増加などで、同6・5%増の5億3千万円。その他の売上高は同29・3%増の5億1900万円だった。この結果、鶏卵関連事業全体では同5・4%増の131億7800万円となった。セグメント利益は販売数量の増加や原料仕入コストの削減などから同20・7%増の9億円と前期に続き二けた台の伸びを示した。
子会社の日本化工食品㈱の調味料関連事業は、既存製品の販売減少やスナック菓子向け商品の採用が少なかったことなどで、売上高は同5・8%減の11億6300万円。セグメント利益は主に売上高の減少などから同66・9%減の1500万円となった。
今期の見込みについては、現段階では新型コロナウィルス感染症の業績への影響が限定的であるものの、今後どのような影響を受けるか見極めが難しく、合理的な算定が困難ことから未定とした。業績予想の算定が可能になった段階で開示する方針。
2020年5月19日発行