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売上高385億円で3期連続の増収増益 南陽
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2期連続で過去最高益更新
福岡市博多区博多駅前3丁目の機械商社・㈱南陽(武内英一郎社長)の2019年3月期連結決算は、売上高が前期比6・6%増の385億5400万円、経常利益が同6・3%増の27億1100万円で3期連続の増収増益となり、前期に続き過去最高益を更新した。
営業利益は同11・2%増の25億9700万円、当期純利益は7・8%増の18億600万円。建設機械事業では、販売部門で既存取引先への深耕による営業強化と社会インフラの補修に関連する商品の販売の強化に努めた。レンタル部門ではレンタル機械の稼働率向上に注力し、災害などで需要が高まっている地域への設備強化に努めた結果、売上高は同0・7%増の130億8700万円で、セグメント利益は同15・3%増の17億300万円となった。
産業機器事業では、堅調に推移する車載用デバイスの需要を取り込むとともに、検査工程で使用される設備機械の販売強化と継続して新たな生産部品・消耗部品の開拓と販売強化にも取り組んだ。その結果、売上高は同9・9%増の250億2400万円、セグメント利益は同1・4%増の13億7700万円となった。
砕石事業では公共工事の受注強化に努めるとともに、民間企業への営業強化による中小規模の工事の受注獲得に努めた。また、継続して製造コストの価格転嫁に向けて販売単価の交渉にも努めた結果、売上高は同8・6%増の4億4300万円、セグメント利益は同84・1%増の2400万円となった。同社では同決算の状況を踏まえ、5月10日に取締役会を開き、期末配当を直近予想の59円から2円増配し61円に修正。年間配当は前期と比べて7円増配の76円となり、前期に続き過去最高を更新した。
今期の見込みは、中国や新興国経済の鈍化などの影響から、売上高が前期比9・2%増の350億円、経常利益が同26・2%減の20億円。営業利益は同26・9%減の19億円、当期純利益は同28%減の13億円を見込んでいる。
2019年5月28日発行