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売上高26・3%増の44億4200万円 下関市のエストラスト中間期


販売費増などで赤字幅拡大

山口、福岡を中心に分譲マンションの企画・販売を手掛ける㈱エストラスト(山口県下関市、松川徹社長)の2020年2月期連結中間決算は、売上高が前年同期比26・3%増の44億4200万円で増収、経常損失が1億4200万円(前年同期は経常損失6300万円)で赤字幅が拡大した。
主力の不動産分譲事業で、分譲マンションが109戸(前年同期比1戸増)、分譲戸建も22戸(同6戸増)だった。また、不動産管理で管理戸数が前年同期比489戸増の4012戸になり増収。利益面では広告宣伝費などの販売費が増加したことに加え、第2四半期間で計画していた引渡数が、第3四半期以降になったことから赤字だった。営業損失は5000万円(前年同期は営業損失1900万円)、純損失は1億円(前年同期は純損失5300万円)。通期予想に修正はなく、売上高が前期比6・0%増の166億円、営業利益が同0・6%増の14億2000万円、経常利益が同0・2%減の13億1000万円、当期純利益が同0・1%減の8億9000万円を見込んでいる。
同社は1999年1月設立。資本金7億3603万円。2005年3月に福岡支店(福岡市博多区博多駅前4丁目)を開設。山口、福岡、鹿児島、宮崎、熊本、佐賀、広島、愛媛、大分の計9県で供給実績がある。12年11月東証マザーズ上場、14年8月東証一部に市場変更(17年11月から福証との重複上場)。

2019年10月23日発行