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売上高19%減の237億4400万円で減収減益  西部電機


中国での取り引き保留など影響

搬送機械製造の西部電機㈱(古賀市駅東3丁目、宮地敬四郎社長)の2020年3月連結決算は、売上高が前期比19%減の237億4400万円、経常利益が同33・7%減の22億600万円で減収減益となった。
セグメント別に見ると、主力の搬送機械事業では、大口物件の減少で受注高は前期比38%減の84億5100万円、売上高は前期からの受注残もあり同25・1%減の108億2700万円だった。産業機械事業は、民間需要へのアプローチは成果を上げたが、官需は全国各地の台風被害復旧で計画変更などを受け、受注高は同0・2%減の60億7800万円、売上高は同5・7%増の59億8100万円となった。精密機械事業は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中国向けワイヤー放電加工機の商談、出荷が保留となり、受注高は同14%減の66億8500万円、売上高は同26・6%減の63億8千万円となった。その他の事業では、営膳工事などで受注高は同19・3%増の5億5400万円、売上高は同14・1%減の5億4700万円となった。
今期の業績予想は、売上高が前期比2%減の232億6千万円、経常利益は同8・5%減の20億200万円、純利益は同2・3%減の13億5千万円を見込んでいる。

2020年5月26日発行