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売上高181億3600万円で3期連続増収 丸東産業


週刊経済2023年5月2日、9日合併号

今期は増収増益見込む

包装資材製造の丸東産業㈱(小郡市干潟、菅原正之社長)の23年2月期連結決算は、売上高が前年比8・2%増の181億3600万円、経常利益が28・9%減の6億1100万円で増収減益だった。増収は3期連続。
袋を開封した時に段差ができて開けやすい「掴めるくん」や袋内の湿気を取る「湿気くん」など高付加価値商品の販促を強化したほか、医薬品及び食品包装用フィルムの販売が伸び、原材料価格の高騰に対して、一部を製品価格に反映したことで増収。利益面では原油由来のフィルム、アルミ箔などの原材料費高騰を受けたほか、運送費などコスト増を吸収できず減益となった。当期純利益は29・9%減の4億1600万円となった。
事業別売上高は、主力の複合フィルムが9・5%増の125億3700万円、単体フィルムが7・9%増の12億400万円、容器が8・4%増の1億1600万円、その他が2・5%増の28億9千万円となった。
今期売上高は前期比2・6%増の186億円、経常利益は同1・5%増の6億2千万円で増収増益を見込んでいる。