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売上高17%減の509億5500万円 サニックス


経営合理化で損益は黒字転換

環境衛生業の株式会社サニックス(福岡市博多区博多駅東2丁目、宗政寛社長)の3月期連結決算は、売上高が前期比17・7%増の509億5500万円、経常損益は前年の19億4900万円赤字から9億700万円の黒字に転換した。

太陽光発電事業の売上高が大幅に減少したが、経営合理化による経費圧縮や材料の原価低減で、営業損益は前期の22億2900万円の赤字から10億3600万円の黒字に、当期純利益は早期希望退職関連費用1億7700万円を特別損失として計上したため4億1600万円(前期は40億400万円の赤字)となった。

事業部門別には、太陽光発電のSE(ソーラー・エンジニアリング)部門が売上高34・2%減の262億2500万円、営業損益は前期の2億200万円赤字から16億6900万円の黒字に転じた。一般家屋向けのHS(ホーム・サニテーション)事業部門は売上高が0・7%増の65億6200万円、営業損益は、59・3%増の9億7900万円。ビル・マンション向けのES(エスタブリッシュメント・サニテーション)事業部門は売上高が11・8%増の10億3300万円、営業損益は75・7%増の9400万円。環境資源開発事業部門は売上高が17・3%増の171億3300万円、営業利益は約3・6倍の10億2900万円だった。各事業部門の営業利益合計は37億7200万円だが、各部門に配分していない本社費用27億3500万円を計上している。

今期もSE事業部門は減収見通しで、売上高は6・4%減の476億8000万円を見込む。利益面では、SE、HS、ES3事業の連携による効果的な営業、効率的な施工を図り、営業利益は16・7%増の12億1000万円、経常利益は20・2%増の10億9000万円、当期純利益は94・7%増の8億1000万円を見込んでいる。

2017年6月13日発行