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売上高167億6900万円で増収 丸東産業


週刊経済2022年4月26日発行

石油由来の原材料費高騰受け減益

包装資材製造の丸東産業㈱(小郡市干潟、菅原正之社長)の2022年2月期連結決算は、売上高が前年比1・0%増の167億6900万円、経常利益が16・6%減の8億5800万円で増収減益だった。
袋を開封した時に段差ができて開けやすい「掴めるくん」や袋内の湿気を取る「湿気くん」など高付加価値商品の販促を強化したほか、医薬品および食品包装用フィルムの販売が伸びたことで増収。減利益面では原油由来のフィルム、アルミ箔などの原材料費高騰を受け、製品価格に一部反映したものの減益となった。当期純利益は15・8%減の5億9400万円となった。
事業別売上高は、主力の複合フィルムが0・5%増の114億4600万円、単体フィルムが3・6%増の11億1600万円、容器が2・7%増の13億8700万円、その他が1・3%増の28億1900万円となった。
今期売上高は前期比1・4%増の170億円、経常利益は同0・2%増の8億6千万円で増収増益を見込んでいる。