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売上高14%増の1239億7700万円 黒崎播磨
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経常利益は14%増の89億9100万円
耐火物製造大手の黒崎播磨㈱(北九州市八幡西区東浜町、伊倉信彦社長)の18年3月期連結決算は、売上高が前年同期比14・4%増1239億7700万円、経常利益は同14・6%増の89億9100万円で増収増益だった。売上高、経常利益ともに過去最高を更新。
主要得意先である鉄鋼業界の粗鋼生産量は前年度の実績を下回ったものの、粗鋼生産量が伸びているインドでの売り上げが拡大。また、原料炭からコークス及びガスを製造する乾留炉の1つである大型コークス炉向けの需要が増えたことから増収となった。利益面では輸入耐火物原料、調達品の価格高騰の影響があったものの、各事業(耐火物、ファーネス、セラミック)での売り上げが増加したこと、耐火物事業における原料などの価格上昇分の販売価格への転嫁を進めたことから増益となった。事業別に見ると、耐火物事業が同15・3%増の990億3000万円、ファーネス事業が同6・6%増の158億1900万円、セラミック事業が27・2%増の74億3300万円、不動産事業はほぼ横ばいの9億2300万円。
19年3月期の見通しとして、国内での堅調な需要や海外での拡販が見込めることから、売上高は当期より増収の1340億円、損益面では95億円程度を目指している。
2018年5月29日発行