NEWS

売上高102億6800万円で過去最高値 協立エアテック


住宅設備部門が好調

空調設備機器製造の協立エアテック㈱(粕屋郡篠栗町大字和田、久野幸男社長)の2018年12月期連結決算は、売上高が前年同期比16・3%増の102億6800万円、経常利益は同28・5%増の9億1700万円の増収増益となった。
部門別にみると、ビル設備部門では2020年の東京五輪を控えて、首都圏における都市再開発やリニューアル案件が拡大傾向にある環境の中、主力のダンパー・吹き出し口、変風量ユニットⅤAVを含むシステム機器などの販売に重点を置いた。住宅設備部門は、新規住宅着工件数が減少する中で既存顧客を中心とした受注確保や受注単価の増額に取り組んだ。主な製品別ではビル設備部門のダンパーが同2・4%増の34億1400万円、吹き出し口が同15・1%増の24億6600万円、空調ユニットファスが同56・1%増の1億900万円、住宅設備部門の全館空調システム・24時間換気システムなどが同40・7%増の29億500万円となった。
今期は全館空調システムや住宅用空調換気システムの販売体制の充実とともに、主力製品のダンパー・吹き出し口などの拡販を図る。同時に生産体制のおける経費低減活動と作業工数削減に取り組み、売上高は同1・4%増の104億1000万円、経常利益は同4・7%増の9億6000万円の増収増益を見込んでいる。

2019年3月5日発行