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売上高約30%増の241億円 西部電機
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経常利益19%増も最終利益は50%減
搬送機械や産業機械製造の西部電機株式会社(古賀市駅東、宮地敬四郎社長)の17年3月期連結決算は、売上高は前期比29・8%増の241億1900万円、経常利益は同19・1%増の15億9500万円で2期連続の増収増益だった。
受注高は前期比20・6%減の185億9400万円に留まったが、前期に成約した搬送機械の大口物件が納期を迎えことから、売上高は大幅増収となった。また、増収に加えてコストダウンや経費削減の取り組みが奏功して経常利益も大幅増益となったが、製品保証引当金繰入額を特別損失に計上したことなどから、当期純利益は同50・1%減の4億8000万円となった。
セグメント別に見ると、搬送機械事業の受注高は大口物件成約の反動もあって同34・4%減の73億3000万円、売上高は同物件の納入で同92・8%増の127億8000万円。産業機械事業の受注高は同8・4%増の55億7400万円、売上高は同4・6%増の53億5700万円と堅調に推移した。精密機械事業の受注高は同19・7%減の52億9200万円、売上高は同13・0%減の54億6300万円となり、その他事業の受注高は同21・4%減の3億9600万円、売上高は同12・7%減の4億1700万円だった。
今期の見通しは、大口物件納品の反動を見込んで売上高は前期比25・1%減の180億円、経常利益は同29・8%減の11億2000万円で大幅な減収減益を予想している。
2017年6月20日発行