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売上高は2・9%減の185億9500万円 大石産業3月期
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週刊経済2021年6月1日発行
経常は18・3%増の14億400万円
産業用包装資材メーカーの大石産業㈱(北九州市八幡東区桃園2丁目、久継雅夫社長)の2021年3月期連結決算は、売上高が前期比2・9%減の185億9500万円、経常利益が同18・3%増の14億400万円で減収増益だった。
売上高は、食品容器用フィルムの需要増などでフィルム部門、一昨年5月に子会社化した柳沢製袋の重包装袋の売り上げで国内重包装袋部門が増収となったが、コロナ禍や天候不順などの影響で海外部門、パルプモウルド部門、段ボール部門が振るわず全体では減収。利益面は、フィルム部門の増収効果やパルプモウルドおよび段ボール部門における収益改善効果、M&A関連費用やコロナ禍において販売費、一般管理費が減少したことで増益となった。営業利益は同21・5%増の12億1200万円、当期純利益は同14・3%増の9億4600万円だった。
セグメント別では、緩衝機能材事業は売上高が同0・8%減の86億5600万円、セグメント利益が同10・1%増の10億5900万円、包装機能材事業は売上高が同3・7%減の95億5500万円、セグメント利益が同6・2%増の9億7300万円、その他は売上高が同23・6%減の3億8300万円、セグメント利益が同65・3%減の1800万円。
今期は売上高が前期比6・7%増の198億4100万円、営業利益が同4・5%増の12億6600万円、経常利益が同4・8%増の14億7200万円、当期純利益が同11・4%増の10億5400万円で増収増益を見込んでいる。