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売上高は18%増の128・7億円 昭和鉄工


経常益3・2倍、最終利益は9倍に

ボイラーや空調機器など製造の地場大手メーカー、昭和鉄工株式会社(福岡市東区箱崎ふ頭、福田俊仁社長)の17年3月期連結決算は、売上高は前期比17・9%増の128億7200万円、経常利益は同約3・2倍の6億4400万円で増収増益だった。

売上高は2けた増、経常利益は大幅増で過去最高益の好決算。液晶パネルメーカーや自動車メーカーからの需要拡大により、サーモデバイス機器の「熱処理炉」の売り上げが大きく伸び、増収をけん引した。さらに利益面では、増収効果に加えて原価改善も追い風となり、経常利益は当初予想に約2倍の上方修正を加える大幅増益につながった。当期純利益は前期比約9倍の5億1200万円だった。

セグメント別に見ると、業績をけん引した主力の機器装置事業の売上高は、前期比28・7%増の86億1500万円、受注高は同2・0%減の83億4300万円。サービスエンジニアリング事業もストック市場への訪問・提案強化が奏功し、売上高は同12・8%増の25億7100万円、受注高は同10・6%増の27億900万円と好調だった。一方、素材加工事業の売上高は、同13・2%減の16億8400万円、受注高は同1・0%減の17億3100万円だった。

今期の見通しについては前期大幅増の反動もあり、売上高は前期比6・8%減の120億円、経常利益は同69・0%減の2億円で減収減益予想としている。

2017年6月27日発行