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売上高は14・4%減の79億6400万円 オーケー食品工業3月期
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週刊経済2021年6月1日発行
新型コロナで赤字拡大
業務用味付け油あげ製造販売のオーケー食品工業㈱(朝倉市小田、大重年勝社長)の3月期連結決算は、売上高が前期比14・4%減の79億6400万円、経常損失は前期の1900万円から2億7800万円に拡大した。
当期は新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う飲食店の営業時間短縮・休業や外出自粛などで、外食向けや都市部のコンビニで売り上げが大幅に減少したことから減収、営業損失も前期の5200万円から4億2200万円に拡大。当期純損失も400万円増えて1億1800万円となった。
今期は売上高82億円、利益については、下期から稼働する新工場の減価償却費負担が大きいこともあり、営業損失4億8000万円、経常損失4億2000万円、当期純損失は4億8000万円を予想している。今期から「収益認識に関する会計基準」等を適用するため、業績の前年比は出していないが、売上高予想については、従来の基準では86~87億円ほどになるという。
大重社長は「今期も新型コロナの影響を予測しているが、直近では海外向けが持ち直してきており、加えて昨年から取り組んでいる、スーパーなど新たな販路拡大や新商品展開の効果が見え始めている。また今秋から稼働する新工場では生産効率が向上するため製造コストの低減にもつながる」と期待している。