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売上高は1・7%増収の91億7400万円 オーケー食品工業
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コスト増で経常減益も純利益は増
業務用味付け油あげ製造販売のオーケー食品工業株式会社(朝倉市小田、大重年勝社長)の3月期決算は、売上高が前期比1・7%増の91億7400万円、経常利益は18・1%減の2億7700万円だった。
当期は、主力の「味付あげ」が国内のコンビニ向けや海外向け販売などが伸びて増収となった。一方、設備投資の償却や、人手不足による派遣社員の人件費増、冬場から燃料費が上昇したことなどで製造コストが増加して、営業利益は24・2%減の2億5700万円、経常利益も減益となったが、当期純利益は繰延税金資産の計上で4・2%増の3億400万円となった。大重社長は「味付けあげの販売は、海外では新たにイタリアへの販売も加わって2割弱の伸びとなったほか、スーパーへの販売も増えている」と話している。
今期は、売上高は0・4%減の90億円、利益面では燃料費の高止まりや減価償却費の増加を見込み、営業利益は14・5%減の2億2000円、経常利益は17・0%減の2億3000万円、当期純利益は34・4%減の2億円を当初予想としているが、今年5月に、同業で年商8億円規模のベジプロフーズ株式会社(埼玉県比企郡川島町)の全株式を取得して子会社化しており、今期から同社の業績も加わることになる。また大重社長は「生産効率を上げ、無駄を省いて、コスト削減を進めていく。できれば単体での増収増益を目指したい」と話している。
2017年6月20日発行