売上高は９・６％増の５５億５９００万円　プラッツ

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高齢者施設向けの新規開拓強化などが奏功

介護用ベッド、ベッド周辺機器メーカーの㈱プラッツ（大野城市仲畑２丁目、城雅宏社長）の２０１９年６月期連結決算は、売上高が前期比６・９％増の５９億４０００万円、経常利益が同２４・５％増の４億５００万円で増収増益だった。
主力の福祉用具流通市場で、介護用電動ベッド「Ｍｉｏｌｅｔ（ミオレット）Ⅲ」の売れ行きが好調に推移し全体で増収となった。販売市場別にみると、福祉用具流通市場は前期比９・３％増の４６億８１８１万円、医療・高齢者施設市場は同１・８％増の９億４７３６万円、家具流通市場は同９・８％減の１億５００５万円、海外市場は同１１・１％減の１億６０４２万円。営業利益は前期比で円安傾向となったものの、粗利率の高い福祉用具流通市場の売上構成比が増加したため、売上高総利益率が改善。前期比７８・９％増の２億３６００万円だった。当期純利益は持分法による投資利益および為替差益が前期比で減少したが、営業利益の増加により前期比２１・２％増の２億９２００万円となった。
今期は売上高が前期比６・６％増の６３億３０００万円、営業利益が同２・１倍の５億円、経常利益が同３５・７％増の５億５０００万円、当期純利益が同３７・０％増の４億円で増収増益を見込んでいる。

2019年9月25日発行