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売上高は9・2%減の29億8400万円 プラッツ中間期


週刊経済2023年3月14日発行

経常損失は2億2400万円

介護用ベッド、ベッド周辺機器メーカーの㈱プラッツ(大野城市仲畑2丁目、城雅宏社長)2023年6月期連結中間決算は、売上高が前年同四半期比9・2%減の29億8400万円、経常損失が2億2400万円(前年同四半期は経常利益2億5千万円)で減収赤字化となった。
主力の福祉用具流通市場で、22年10月の製品値上げを受けた取引先の需要減退などの影響から、前年同四半期比11・4%減となったほか、海外市場も中国の「ゼロコロナ政策」による移動制限の影響で施設向け案件の進ちょく遅延などで同26・7%減と苦戦し減収。利益面では、営業外収益として持分法による投資利益4900万円(前年同四半期比76・6%増)の計上があったものの、営業外費用として為替差損2700万円、デリバティブ評価損7100万円を計上したほか、特別損失として、訴訟損失引当金繰入額900万円を計上。営業損失は1億7300万円(前年同四半期は営業利益1億6千万円)、上半期純損失は2億3300万円(前年同四半期は純利益1億6800万円)だった。
通期予想に変更はなく、売上高が前期比9・7%増の70億円、営業損失が2億7千万円、経常損失2億4千万円、当期純損失が2億5千万円を見込んでいる。
同社は1992年7月設立。資本金5億8205万円。従業員106人(連結)。15年3月に東証マザーズ(現グロース)と福証Qボードに上場。