NEWS

売上高は8・8%減の6億700万円 マツモト中間決算


週刊経済2024年1月2日、10日合併号

価格競争やペーパーレス化を受け

卒業アルバム制作の㈱マツモト(北九州市門司区社ノ木1丁目、松本大輝社長)の2024年4月期中間決算は、売上高が前年同期比8・8%減の6億700万円、経常損失は3億9000万円(前年同期は経常損失3億3800万円)だった。
売り上げ面では価格競争や情報媒体のデジタル化に伴うペーパーレス化の影響などを受け、主力の学校アルバム部門(主に卒業式後納品分)は前年同期比11・2%減の4億500万円、一般商業印刷部門は同3・3%減の2億200万円だった。利益面では材料費の高騰や期首にベースアップを実施したことによる人件費増加で、営業損失は3億9800万円(前期は営業損失3億4900万円)、既存の機械などを売却して固定資産売却益5300万円を計上したことなどで、上半期純損失は3億4000万円(前期は純損失3億4100万円)だった。
今期見通しは、売上高が前期比3・5%増の23億2200万円、営業利益は23・6%増の1500万円、経常利益は6・9%増の3500万円、当期純利益は62・4%減の2800万円を見込んでいる。なお、年間売上高の約8割を占める学校アルバム部門は卒業時期の2、3月に売り上げが集中する傾向がある。