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売上高は8・6%減の1071億6300万円  岩田屋三越3月期


営業益は最高ペースで進むも新型コロナが影響

㈱岩田屋三越(福岡市中央区天神2丁目、細谷敏幸社長)の2020年3月期決算は、売上高が前期比8・6%減の1071億6300万円、経常利益が同4%減の12億6400万円の減収減益だった。
営業利益は同6・5%減の12億6000万円、当期純利益は同54・1%減の2億5600万円。
岩田屋久留米店新館と岩田屋空港売店を閉店。韓国からのインバウンド客減少の中、化粧品やラグジュアリー部門のリモデル効果で第2四半期までは既存店売上高で堅調に推移していたが、新型コロナウイルスによる急激な客数減が響いた。
営業利益も、岩田屋と福岡三越統合後最高益を目指し、昨年実績のペースを超える勢いで推移していたが、1月下旬より新型コロナ感染拡大が大きく影響。ただ、昨年から進める構造改革による販管費削減が奏功し、6・5%減にとどまった。
今期見込みは未定。

2020年6月16日発行