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売上高は8・5%増の112億8100万円 西部電機中間期


週刊経済2021年12月7日発行

精密機械事業が好調

搬送機械メーカーの西部電機㈱(古賀市駅東3丁目、税所幸一社長)の2022年3月期中間連結決算は、売上高が前年同期比8・5%増の112億8100万円、経常利益が同53・9%増の9億8千万円で増収増益だった。
売上面は、精密機械事業において中国向けワイヤ放電加工機の輸出が好調で増収。利益面では各事業部が経費節減に努めたほか、部品の共通化など原価を抑えたことが寄与し増益となった。営業利益は前年同期比58%増の9億3800万円、純利益は同51・3%増の6億6500万円。
事業別では、精密機械事業の受注高が前年同期比95%増の69億400万円、売上高が同31・6%増の51億1千万円。搬送機械事業は大口物件が減少したことから、受注高が同9・9%減の42億4600万円、売上高は同15・3%減の37億9900万円。産業機械事業は上下水道向けやゲート分野が順調に推移し、受注高が同0・3%増の30億6千万円、売上高は民需向けやゲート分野の大型案件もあり同18・5%増の21億8600万円だった。
通期では業績予想を上方修正。第3四半期以降も精密機械の需要が堅調に推移すると見込み、売上高は前期比5・9%増の261億円(期首予想比7・1%増)、営業利益は同21・4%増の27億8千万円(同28・7%増)、経常利益は同18・9%増の28億5千万円(同27・8%増)、当期純利益は同18・2%増の19億3千万円(27・8%増)を見込んでいる。